地鎮祭(じちんさい)
新たに家屋などを建てるに当たり、その土地の神を祀り、基礎等で土地を掘ることを報告し、工事の無事進行と土地に関わる災いが無いように祈願する祭り。
上棟祭(じょうとうさい)
家屋新築の工事が進み、特に木造建築では棟木を上げるときに、家屋を司る神様や大工さんの祖神をお祀りして、落成するまで更なるご加護を祈り、新家屋の永遠の繁栄を祈願する祭り。
新宅祭(しんたくさい)
新築家屋に住む際に家を祓い清め、神棚をお祀りし、永久にこの家と住む家族をお護り頂き、家の繁栄を祈る祭り。
移転祓(いてんばらい)
新築ではない住居に移転する際に、新居を祓い清め神棚を祭り、 永久にこの家と住む家族をお護り頂き、家の繁栄を祈る祭り。
開店祓(かいてんばらい)
店舗の開店に当たり、神棚を祀り、神様のご加護を頂き商売繁盛をご祈願する祭
※上記の祭儀の他、ご依頼に応じてお伺いいたします。詳しくは社務所までお問い合わせ下さい。
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神道によって営める葬儀を神葬祭といいます。「古事記」、「日本書紀」には日本民族固有の葬儀の様子が記されています。それが奈良時代以降僧侶がおこなうようになり、江戸時代には寺請制度によって仏式に統一されましたが、国学者らによって神葬祭の研究が始められ、神職と嫡子に限って神葬祭が許可され、明治になり全国に広まっていきました。
日本人は、死者の世界は我々の生活の近くにあり、常に交流が出来、草葉の陰から見守ってくれると考えていたようです。
本居宣長は
「今よりははかなき身とはなげかじよ千代の住処をもとめ得つれば」
柳田国男は「先祖の話」の中で
私がこの本の中で力を入れて説きたいと思ふ一つの店は日本人の死後の観念、即ち霊は永久にこの国土のうちに留まって、さう遠方へは行ってしまわはいといふ信仰が、恐らくは世の始めから、少なくとも今日まで、可なり根強くまだ持ち続けられて居るといふことである。是が何れの外来宗教の教理とも、明白に食い違った重要な点であると思ふ。
と詠われ、述べられています。
神葬祭、御霊祭諸儀
枕直し、終夜祭、遷霊祭、葬祭、発柩祭、火葬場祭、帰家祭を以て神葬祭とします。
その後十日毎の御霊祭、納骨祭、百日祭、一年祭、五年ごとの御霊祭と続きます。
遺体を賓室に移し幽顕の神に亡くなった事を報告します。葬祭場では霊を慰め、供物を供え、故人の御魂を霊璽(位牌)にお遷りいただき、おくりなを贈ります。翌日祭詞を奏し玉串拝礼を行い決別をし、葬列を整え火葬場へ向かう最後の拝礼を会葬者がおこないます。亡骸を火葬する由を告げて火葬し、家に帰り霊前に葬儀の終了を報告します。
帰幽から十日毎に丁重に祭事を行い、五十日で納骨祭、この日を忌明として平常の生活に戻り、神社参拝、お祝い事を控える必要はなくなります。一年祭は大きな区切りになりますので、家族、親族が揃い供物を供えお参りします。
※神葬祭での拝礼作法は普段と異なり、音を出さずに手を叩く忍手(しのびて)にて二拝二拍手一拝でお参りします。
※ここでは上川神社の神葬祭に関して記載しました。
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